森(もり)(魚付きの森)

 富山湾の魚付きの森(魚を育てて守る森林)のほとんどは氷見市にありますが、残りの1割はここ雨晴海岸、岩崎鼻とよばれる部分にあります。航空写真を見ると山から小川を介して滋養分が流れ込み、磯の風情を豊かにしている様子がよくわかります。大伴家持が越中に初めて来たとき、磯の感じがすてきだとか、あまりの月夜の海岸が美しいので馬を止めて見ほれたという歌がありますが、私は、どうやらこの辺ではないかとにらんでいます。というのも国府があったあたりから船や馬でこのあたりまでくると視界がぱっと開け、磯の相もがらりと変わるんです。釣れる魚も違ってきます。「能登半島国定公園はこの磯のこの岩から始まる?」というのは私の説です・・・・